堅い仕事、柔らかい器
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司法書士ぐらい堅固な仕事はない
実に実直で丁寧な言葉のやり取りから、
建主書士の堅い信条が伝わってくる
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仕事場を託された設計者は、
その人物像を浮かび上がらせる任を持つ
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最初に固めたのが、木造で難しい遮音
上階の生活音が漏れては、話にならない
次は、相談者への緊張感を与えない内装
栗の大黒柱、丸太梁の頼もしさに加え、
小さな声を聞き漏らさない吸音の仕掛け、
最後は、触れても目にも優しい漆喰の壁
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人生の節目にもなりうる瞬間こそ、
柔らかい器で包むことが大切、と
建主書士の心根を解釈、したつもりだ
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