いわきの家

震度6×3回

「まさか!、、、、」

設計者として十分な備えを仕掛けたものの、

当時、多くの人が心の隅に追いやっていた

巨大な地響きが、

竣工一年半の「いわきの家」を襲いました

しかも一ヶ月に間に震度6が3回

震度5は20数回

連絡が取れたのは二日後の夜、

建て主の「大丈夫です」

この一報に心から安堵しました

それでも自分の目で見ない内は

本当の安心は掴めません。そこで、

余震が落ち着いた6月に現場を検証

一報通り、構造体は勿論、

外壁にはヒビ一つ入ってはいませんでした

全国数多の建築設計者にとって、

311の受け止め方は様々ですが、

「いわきの家」は

私の作法に確かな確信を与えてくれました

それでも勿論、

侮ることなく一歩ずつ前に進んでいきます

いわきの家

場所
福島県いわき市
用途
専用住宅
構造
木造二階建て