築42年、相生の家

昭和RC住宅を造り変える

  

昭和後期、

高度経済成長の波に乗った経営者たちは

競って鉄筋コンクリートの住宅を建てた

セントラルヒーテイング、フラットな陸屋根、

応接間、ガラスブロック、などなど、

当時の最先端をまとった家は羨望の的だった

そして42年後、

住まいに大切なものは激変する

断熱、気密、経済的で衛生的な設備、、、

そんな先端設備に負けず、

注目に値する志向が現れた

「本物の木材」への回帰だ

手のひらで味わう「樹」の優しさ

それは原油危機を分岐点に半世紀かけて、

ゆっくりと私たちに前に戻ってきた

この大改修は、

幾つもの時代を切り開いたご夫妻のため

「触る楽しさが、温もりに繋がる家」

を心がけた

before

before

築42年、相生の家

場所
群馬県桐生市
用途
専用住宅
構造
RC造2階建(全面改修)
竣工年数
建設:昭和中期、改築:2008年11月