築44年、18坪の平屋

屋根と柱だけを残して

  

  

2棟ある古屋には雨漏りの跡も散見される

ただ、この計画は夢に溢れていた

娘の家の隣で、

孫の顔を見ながら暮らせるから、、

とはいえ、

小さな家の改修も簡単ではない

100km離れた都会を離れ、

老夫婦の安住の地に変えねばならない

しかも、コストは相当限られている

炙り出された手法は、

間取りの変更はほとんどせず、

屋根と柱と外壁だけを残して、

全て中身を刷新させること

床は桐材、内壁は漆喰、天井は杉

長い掘りごたつのある居間には

鉤の手に広い窓をこしらえた

孫たちの登下校を見守るために

築44年、18坪の平屋

場所
群馬県高崎市
用途
専用住宅
構造
建設:昭和中期、改築:2005年