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知りたい
家づくりには「知りたい」が無尽蔵に詰まっています。本やカタログで知り得ることも沢山ありますが、できれば直接プロの話を聞くことをお勧めします。写真は会津の材木屋で樹のあれこれを学ぶご夫婦。硬く重い木は冷たく、軽く柔らかい木は温かい。そこに加工性と流通量と価格が絡み合って柱や床や板材などに分かれていく、その選択の難しさにこそ楽しさが詰まっています
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木を知る
仕方なく登る「階段を学びの場に」しよう!押し売り設計者のアイデアを建主が認めてくれ、楢、欅、栃、ウォルナットなど7樹種の板を採用した階段が実現しました。子供たちに知って欲しかったのは木には沢山の種類があり、色、木目、硬さなどが異なること。現場にもなんども足を運んでくれたご家族への感謝とともに、これまで以上に樹を好きになってもらえたなら...と
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特注する
一生モノの食卓を「特別注文」する。そんな機会こそ、家づくりに加えませんか!木工作家の工房を訪ね、広葉樹の家具だけを作ってきた作家から様々な樹種の特性を聞きだします。そこには女性的な色味や男性的な木目の話や、端部に自然の木肌を残すか否かの違いに耳を傾け、世界に一つの自分たちの食卓を託します。そんなやりとりこそ、家づくりの極意のひとつといえます
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1日学校
年に一度、拙宅を使う1日学校を開いて25年になります。テーマは「賢い建主になるには!」。初めて千万単位のお金を操るわけですから、よく見かける金利や断熱をテーマの教室よりも普遍的な価値だと信じています。会場も設計者の自宅ゆえ、子供の成長に伴う床の汚れも壁の傷も隠しようがありません。毎回のガチンコ問答のやりとりが、この学校の存在意味だと思っています