小坂山の懐(拙宅)

巣と懐 

25年前、文京区から高崎市に転居しました

この土地、山と里の接点環境、

といえば聞こえは良いですが、

間口4m、奥行き75m、高低差9m

素人は決して手を出さない問題敷地です

しかも、風土も文化も人情も異なる地に、

家族5人が100kmを越えて暮らすことになります

東京育ちの家内も勿論、

出身群馬の小生にも高崎は新天地

そこで我が家に不安払拭のテーマとして

「山の懐、家族の巣」を掲げました

そしてあっという間の四半世紀、

壁はくすみ、床は汚れ、

ボイラーは壊れ、エアコン便器も交換

そんな経年変化を潜って見えたものは、

良くも悪くも我が家の愛しい実力

それは間違いなく「家族の巣」であり、

「懐と呼べる居場所」でした

ポーチは足尾麓の沢入御影石を自ら人力で並べた
竣工直後、冬場は居間奥まで陽が入る

築15年目、薪ストーブを設置
年に一度、中庭で開講するセミナー風景 :「高崎1日 家づくり学校」
2014/02/13の豪雪
築20年、環境が建物を呑み込んでいく
2013 家づくりの会 ロングライフ賞

小坂山の懐(徳井自宅)

場所
群馬県高崎市
用途
専用住宅
構造
木造二階建(一部地下)