医院・店舗 / Clinic & Shop

花扇

扇の要

「私の30代を託せる器が欲しい!」

既に花屋を構えて10年の

20代の建主が突きつけた一言を

忘れる事は出来ません

この一言が「扇の要」となって、

のちに多彩な活動が始まる

「功楽志 群馬ユニット」設立に繋がるなど、

群馬に軸足を置く私にとって

大きなステップがここから始まりました

高崎駅から東に延びる駅前通りに

辛うじて隙間のように残った30坪の三角地

南向きの敷地は決して花屋には適しませんが、

ここが建主の要の場所

両手を広げた扇の如く、

いざ街の顔に成らんと、

陶芸家、木工作家、瓦屋の若い英知が

この小さな建物に注がれました

もうすぐ竣工20年を迎える

小さな花屋は、「高崎東口の顔」に

育ってきたと感じます

たかさき都市景観賞
群馬の瓦業者とともに、風雪だけでなく「太陽熱からの鎧として建物を守る屋根瓦」離瓦を開発
高温化する群馬の気象に即した新作「離瓦(はなれかわら)」が業界や国からも評価された
もうすぐ築20年を迎えたる「花扇」

花扇

場所
群馬県高崎市
用途
花卉販売店+住宅
構造
木造二階建て
竣工年数
2002年5月